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カードゲームジャポニカの
学習効果(応用力)

 

パート2では、パート1以上に以下の4つの応用力が要求されます。
 
 

[1]思考力

茨城県

 
このゲームでは、単に都道府県名を棒暗記しているだけでは相手に勝つことはできず、「自分の頭で考える」こと(思考力)が要求されます。
思考力の中には広く決断力・発想力・推理力を含みます。しかし、より広く「考える力」自体が要求されます。
 

 

[2]決断力

カードゲームジャポニカ奈良県

 
都道府県によっては複数の成立パターンを用意しています。多くの枚数で都道府県名を成立させたほうが高得点が見込めます。しかし、高得点の都道府県ほど成立する可能性が低くなります。このゲームでは手堅く低い点数の組み合わせを狙うのか、それとも高得点のカードを一発逆転で狙うのか、決断力が要求されます。
 

 

[3]発想力

カードゲームジャポニカ香川県

 
このゲームでは、あるカードを漢字1文字として用いるのか、部首として用いる場合どの位置に来るのか発想力がものをいうゲームです。

「山」や「禾」といったカードの場合、そのカードが部首としてどの位置で用いられているのか変わってきます。漢字の中で左側に来て「偏(へん)」という部首を構成する場合だけでなく、右側に来たり、香川県の「香」のように上に来たります。

 

 

[4]推理力

カードゲームジャポニカ静岡県

 
成立を狙う都道府県があと1枚で完成する場合、そのカードは山札の中に隠れているか、相手の誰かが持っているかのどちらかになります。山札の中から出てくるのを待つか、相手の誰かが捨てるのを待つことになります(横取りルール)。

このゲームでは、欲しいカードを待つことで都道府県名が完成するのか、推理する能力が要求されます。
 
 
 

より詳しく

[1]思考力

1、パズルゲーム感覚で遊ぶことで思考力を育成!

このカードゲームジャポニカでは「自分の頭で考える」ことが要求されます。
ゲームというと単なる遊びというイメージですが、大人が一生の人生を懸けて挑んでいる囲碁や将棋もゲームです。囲碁や将棋も非常に頭を使います。大人の娯楽としてファンの多いトランプのポーカーや麻雀もゲームですが、これも非常に頭を使います。
 
囲碁や将棋は戦略や一手先を読む力のとして思考力を要し、ポーカーは麻雀は相手との駆け引きの中で思考力が要求されます。カードゲームジャポニカでは、駆け引きと戦略が要求されます。
 

2、「駆け引き」と「戦略」を駆使して勝ちをもぎ取る際に思考力が必要!

 カードゲームジャポニカでは、単に都道府県名の完成を目指すだけでは相手に勝つことはできません。最初に自分の手元に来た10枚のカードがいい具合に揃っていればいいですが、いつもいいカードが最初に来るわけではありません。
 
最初にうまく都道府県が揃いそうもないときは、低い点数でも勝利をもぎ取れるよう相手が都道府県名を完成させようとしてくる際に防御も必要になります。
相手が捨ててくるカードから相手が完成を狙ってきている都道府県を推測することも必要となります。
そこに「駆け引き」と「戦略」が要求されます。
 
 

【駆け引きと戦略が必要となる一場面】 

60枚のカードの中には、同じカードが複数枚用意されているカードがあります。 
 
1)例えばパート1では次の6つの漢字・部首。この6つの漢字・部首は用いられている都道府県の数が多いため、同じカードを2枚用意しています。
 


これらの部首が含まれる都道府県には以下の都道府県があります。
 「禾」ー秋田、山梨、和歌山、香川
 「 氵」ー北海道、新潟、滋賀、沖縄
 
2)さらに次の2つの漢字・部首については同じカードを4枚用意しています。
 

れらの部首が含まれる都道府県には以下の都道府県があります。
「山」ー岩手、山形、山梨、岐阜、和歌山、山口
「口」ー和歌山、愛知、滋賀、山口、高知、佐賀

 
これらの複数用意されている漢字・部首については覚えておいたほうが有利です。
(理由)
  • カードが複数用意されている漢字・部首はそれだけ多くの都道府県で用いられているカードということ
  • それだけ成立可能性が高いカードなので捨てないで持っておいたほうがいい(「お宝カード」)
  • 相手もそのことを知っており、お宝カードはなかなか捨ててこない
       ↓
 ここで「駆け引き」と「戦略」を遺憾なく発揮することができます。
例えば、
  • 「山」のカードが来たら捨てない
  • 「口」のカードも多くの都道府県が成立するカードなのですぐには捨てない
  • 「山」と「口」が揃っても「山口」だと点数が40点と低いため、「山口」では公開せず、より高得点の都道府県が成立するまで待つ

 [2]決断力

都道府県名の成立パターンもひと通りではない!

ひとつの都道府県でも複数の成立パターンをもつ都道府県が少なからず存在します。特にパート2では多くの都道府県で複数の成立パターンが存在します。
 
この複数の成立パターンをしっかりと発想できるか、発想の転換が勝負の分かれ目となります。
多くの枚数で都道府県名を完成させたほうが高得点を見込めるため、いかに高得点を狙える組み合わせの成立パターンを狙うかが勝敗に大きく影響してくるわけです。 
特にパート2では複数の成立パターンをもつ都道府県が多いため、パート1よりも思考力・発想力がより要求されます(これがパート1よりもパート2のほうが思考力・発想力の★が多い理由)。
 
■茨城県の場合
次の2パターンの成立パターンがあります
 
(60点)
 
(80点)
 
茨城県組み合わせカード
■埼玉県の場合
次の2パターンの成立パターンがあります
 
(60点)
 
(80点)
 
埼玉県組み合わせカード
 
■長崎県の場合
次の3パターンの成立パターンがあります
 
(40点)
 
(60点)
 
(80点)

[3]発想力

このゲームでは、あるカードを漢字1文字として用いるのか、部首として用いる場合どの位置に来るのか発想力がものをいうゲームです。

「山」や「禾」といったカードの場合、そのカードが部首としてどの位置で用いられているのか変わってきます。漢字の中で左側に来て「偏(へん)」という部首を構成する場合だけでなく、右側に来たり、香川県の「香」のように上に来たります。

1)「山」の場合

「山」は漢字1文字として用いられる場合のほか、左に来たり、上に来たりもします。 

*「山」が左側に来た場合の部首名を「やまへん」、上に来た場合の部首名を「やまかんむり」といいます。
*その他にも「山」は、島根県の「島」や岡山県の「岡」のようにいろいろなところで用いられています。このようにカードゲームジャポニカでは、「山」がどの位置に来るのかという発想力が要求されます。

■「やまへん」という部首として用いられている場合 

 
 

■「やまかんむり」という部首として用いられている場合

 
岩手県カード

 

2)のぎへん「禾」の場合 

「禾」は左に来る場合のほか、上に来る場合もあります。
*「禾」が左側に来た場合の部首名を「のぎへん」、それ以外を単に「のぎ」といいます。
 

■「のぎへん」とう部首として用いられている場合 

 
 

■「のぎ」という部首として用いられている場合 

 
香川県カード

3)しめすへん「示」の場合

「示」は左側に来る場合のほか、下に来る場合もあります。

*「示」が左側に来た場合の部首名を「しめすへん」、それ以外を単に「しめす」といいます。最近の「しめすへん」はカタカナの「ネ」のように表記されています

 

■「しめすへん」(×「ねへん」)という部首として用いられている場合 

 
 

■「しめす」という部首として用いられている場合 

 
奈良県カード
 

4)こざとへんの場合

こざとへんは左に来る場合もあれば右に来る場合もあります。
*実は左側に来た場合の部首名は「こざとへん」、右側に来た場合の部首名を「おおざと」といいます。

 

■「こざとへん」という部首として用いられている場合 

 
 

■「おおざと」という部首として用いられている場合 

 
 

[4]推理力

捨てられたカードやまだ出てきていないカードからこの後どのような都道府県名が成立するか推理する能力が要求されます。
 

1)捨てられていったカードからまだ成立する可能性のある都道府県名を推理

 
「禾」のカードでご説明いたします。
成立可能性のある都道府県は次の4県です。

  1. 秋田県
  2. 山梨県
  3. 和歌山県
  4. 香川県

 
真ん中に積まれたカードの山から1枚引いて自分の手元に「禾」のカードが来た場合、推理力を働かせる必要があります。

  • すでに「日」のカードが捨てられていた場合→もはや香川県は成立しない
  • すでに「火」のカードが捨てられていた場合→もはや秋田県は成立しない

 

 2)まだ出てきていないカードから成立可能性のある都道府県名を推理

同様に、まだ出てきていないカードからどの都道府県名が成立するかも推理する必要があります。

  • まだ「歌」のカードが出てきていない場合→和歌山県の成立可能性がある
  • まだ「刂」のカードが出てきていない場合→山梨県の成立可能性がある

 

次の表は商品に同梱している解説書の抜粋です。まずはこの表を参考にしながら推理力を働かせましょう(大人はハンデとしてこの表は見ずにお子さんと勝負するといいと思います)。
 

全60枚のカード一覧前編
 
全60枚のカード一覧後編

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